このページでは、Javascriptを使用しています

最新の矯正治療

矯正情報

9月1日  いつ矯正治療を始めるか?
成長期の矯正治療、成人の矯正治療

矯正治療は何時始めるのが適当なのか?、という質問をよく受けます。

成長期に治療を始める必要がある場合

1.アゴの発育に問題が有る症例
“出っ歯”や“受け口”といった前歯のかみ合わせが悪いお子さんでは、下のアゴが小さい大きいといったアゴの発育に 問題があることが少なくありません。成長期には、矯正治療によりアゴの発育の改善を期待することができます。しかしながら小学校高学年になると、装置への反応が悪くなり、大きな治療効果は期待できません。

2.歯の生え代わりをコントロールする必要がある症例
アゴが小さいことや歯が大きすぎることで、アゴの中に歯が納まらず、前歯がガタガタになっている症例が増えております。このような症例を矯正治療する場合、歯列の中間の歯(第一小臼歯etc.)を抜歯する事が有ります。永久歯への生え代わりの後期(小学校高学年)において、奥歯をコントロールすることで中間の歯の抜歯を避けられることが有ります。

乳歯が適切な時期に抜け落ちることで、永久歯の萌出を正しく誘導します。乳歯が虫歯などで早く抜けてしまうと、 その場所に隣の歯が寄ってきたりして、将来の永久歯の歯並びに大きく影響します。乳歯の、特に奥歯が早期に脱落した場合は、早目の対応が求められます。



3月4日  成長期に使用する矯正装置
Lingual Arch 舌側弧線装置

歯列の舌側に装着する太めのワイヤーの矯正装置の総称です。
複式弾線
写真では、前から二番目の側切歯が内側に倒れて反対となっており、主線と呼ばれる太いワイヤーに矯正力を発揮する細い弾線をロウ着し、側切歯を前方に押し出しています。

Bi-Helix Lingual Arch
歯列の幅を広げる目的で使用されます。
主線自体が矯正力を発揮し、内側に倒れている奥歯を起こしました。


3月4日  成長期に使用する矯正装置
上顎前方牽引装置

上顎前方牽引装置は、上あごの骨の前方発育が悪いことが原因で前歯の反対咬合を発症している患者さんに適用されます。当院では図のようなFace Maskを使用しています。

Face Maskは額と下顎のオトガイ部に当たっているだけで、お口から出ているゴムを掛けることで安定させます。ゴムは、上の歯列に装着されたLingual Archの外側のフックよりFace Maskのフックへと掛けます。
Lingual Archのフックを介し、ゴムの力が上あごの骨を前方に引き出すように働き、結果として上あごの骨の前方発育が促進されます。


3月4日  成長期に使用する矯正装置
Functional Appliance顎機能矯正装置

上顎前突、反対咬合、開咬など、様々な不正咬合に適用されます。
当院では主に、下のアゴの発育不足により上顎前突(出っ歯)となっている患者さんに対し適用しております。

上顎前突はその呼び名と異なり、上あごが過成長で出ている人は非常に少なく、80%ほどの人は下あごの成長が悪く小さいことが分かっております。下アゴが小さい場合、下の歯列は上の歯列に対し遠心(後方)に咬むことになり、上の前歯はより突出しているように見えます。
成長期で下のアゴの成長が悪い患者さんに対し、写真のような顎機能矯正装置(バイオネーター)を装着することにより、下顎の成長を促進することができます。



[1]

このページのトップへ